大物の人物とは

太鼓のような人を指しています。

上手に打てば良い音色をだします。

下手に打てば悪い音色をだします。

軽く打てば小さく響きます。

強く打てば大きく響きます。

打たなければ決して

自ら響くことはありません。

大物とは

西郷隆盛のような人を指しています。


親友であることをお互いに自負しながら、

その親友と愉快なひとときを過ごしても、

別れた後で不愉快になる友がいます。

その友となかなかその縁が切れない仲を

〈腐れ縁〉と言っています。


〈腐れ縁〉を断ち切るには、

その相手から〈悪人だ〉と

言われることを恐れてはなりません。

その友人から〈善人だ〉と

言われるよう続けていたので、

最後には大被害を被ることになりました。


四通りの対話


真剣に話すのを相手が真剣に聞いています。

〈当り前のことです!〉

真剣に話すのを相手が上の空で聞いています。

〈腹が立つのみです!〉

上の空で話すのを相手も上の空で聞いています。

〈無駄なことです!〉

上の空で話すのを相手が真剣に聞いていました。

〈さぁ大へんなことになりました?〉


〈本音〉と〈建て前〉は同じことです。

〈建て前〉だからと嘘を言ってはならないのです。

何故ならば、

いきなり相手に〈本音〉を言っても、

その相手がなかなか理解してくれないときに、

相手の知能に合わせた話し方をするのを

〈建て前〉と言うのです。

だから

〈建て前〉と言ってもその目的の主旨は

まったく〈本音)と変わってはならないのです。

自分の考えを相手に上手に話しても

こちらの考えの〈三分の一〉しか話せません。

また、相手側の話しを上手に聞いても、

相手の考えの〈三分の一〉しか解せません。

だから、相手の考えていることを

〈九分の一〉しか分からないのです。


どうすれば〈一〇〇%の意思疎通ができる〉か、

相手に自分の考え方を〈一〇〇%伝える〉には

〈一を聞いて十を悟る〉ほかに手立てはなし。

〈一を聞いて十を悟る〉には、兼ねてより

数多くの知識と体験が必要であります。

〈自分のほうが正しい〉と主張していることでも

他人の意見の方が良いと気づいたときには、

〈自分の主張を捨てさる〉ことにしています。

捨てないと〈男の意志〉がこじれて

〈男の意地〉に変身することになるからです。


会議で「反対!」と言えば角が立つものです。

それを「その問題点は?」と言い替えて

ソフトに反対する理由を言えば

角が立たないものです。

角を立てたら〈会議〉が〈討論会〉に変身して

議題が纏まらなくなるものです。

捻くれている人は、

誰に対しても〈捻くれている〉という。


捻くれた人達は、

自分達は正しく世間が〈捻くれている〉という。


捻くれた人を理解しようと努力をしていれば、

こちらの心もだんだん〈捻くれて〉きます。


捻くれた人は性質だから一生直らないものです。


捻くれた人を理解するにはこちらも捻くれればよい。

怒る人に、こちらが無視した態度で望めば

相手はますます怒ります。


怒る人には、こちらが冷静な態度で臨めば

相手の気持ちはだんだん落ち着いてきます。


怒る人に、こちらからも怒れば口論となり

お互いが全く理性を失うことになります。

  

怒る人に、こちらから笑えば喧嘩となって

世間様から〈二人とも馬鹿者〉と

笑われることになります。

情けない態度で、相手から同情をされました。


りきんだ態度で、相手から警戒をされました。


そわそわ態度で、相手が信用しませんでした。


いばった態度で、相手から反感をもたれました。


無視した態度で、相手が大いに怒りだしました。


よく喋る態度を続けていたら

ボロを見破られ〈軽い人〉と言われました。

なれなれしい態度で、相手からも嫌われました。


馬鹿にした態度で、相手も馬鹿にしてきました。


ニコニコ態度で、相手も喜び安心してきました。


満足した態度で、相手も同化され満足しました。


調子にのった態度で、相手から利用されました。


おとなしく黙する態度の人は、

〈何を考えているのか〉わかりませんでした。

ぬらりくらりの態度で、相手は腹を立てました。


すねた態度で、相手もすねて反抗してきました。


気乗りのしない態度で、相手から無視されました。


誘いの態度で、相手は疑いの眼差しをしてきました。


ひくつな態度をしたら、相手は腹を立てきました。


愚痴る態度したら、相手から

「因縁をつけるのか?」と喧嘩をうられました。